「ホームページの運用にはマーケティングが不可欠」
と聞くけれど、マーケティングはカタカナ用語、アルファベットの羅列が多くややこしいですよね。
この記事では、マーケティング初心者の方がまずはおさえておきたい10個のワードを、やさしく解説。CVとCVRの違いなど、似た用語については、併記する形でご紹介しています。
ホームページを始めインターネットを介して理想のお客さんと末長くお付き合いをするには、仕組みづくりが欠かせません。その仕組みづくりこそが、本記事のテーマ「デジタルマーケティング」です。
ぜひ最後までご覧ください。
デジタルマーケティングとは、オンラインで得られるデータを利用して行う施策のことを指します。例としては、Web、SNS、メール、アプリケーション、デジタルサイネージ*、位置情報などが挙げられます。マーケティングという大枠の中のひとつという位置付けです。
デジタルサイネージとは*
駅や店舗、施設、オフィスなどに、ディスプレイやプロジェクターなどの映像表示装置を設置して情報を発信するシステムのこと。
カスタマージャーニーとは、顧客が商品を認知してから購入に至るまでのプロセス、またはそれをマップのようにまとめた資料のことです。
雑誌でみたレストランが気になってネット検索した後、実際に行ったなどの経験はありませんか?こういった「情報を知ることから購入にいたるまでの行動」を、自社商品・サービスへ置き換えて企画に生かすことで、関係者間でも顧客像の認識が統一され進行もスムーズになるでしょう。
ペルソナとは自社商品・サービスの対象となるユーザー像を実在する人物のように詳しく設定することです。似た用語に「ターゲット」があります。
ターゲットが「実在している『集団』」であるのに対し、ペルソナは『個人』であり、実在しなくても良いというのが大きな違いです。
ただ、個人の理想顧客を「ターゲット」と呼ぶ場合もあるため、実際には明確な違いがあるとはいえないともいえます。
40代都内在住の会社員女性をターゲットとした場合、ペルソナでは年収●●、10歳女と13歳男の2児母。美容の意識は高く、購読誌は●●…など細かく設定することで、よりリアルな訴求をすることができます。
CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客関係管理を行うツール・システムのことです。
具体的には、顧客の購買履歴や購入日、会員情報、問い合わせ履歴などの情報を管理する機能があります。
顧客との良好な信頼関係を構築することで、「購入者をリピーターへ」「リピーターをコアファンへ」というように顧客価値を高めていくためのマネジメント策として取り入れられています。
マーケティング領域におけるエンゲージメントとは、「ウェブサイトやソーシャルメディアでのユーザーとの関わり合いや参加度」を指します。
コメント、いいね、シェア、閲覧時間などの指標で測定され、コンテンツの魅力や影響力を示す重要な要素です。高いエンゲージメントは、コミュニティの活性化やブランドの認知度向上に繋がります。また、関係性の構築や信頼の構築にも役立ちます。
商品やサービスのブランドを顧客にとって価値のあるものに仕立て、市場における自社商品・サービスのポジションを明確にする手法です。ブランディングを行なうことで、自社商品やサービスの個性を確立させることができ、他社商品やサービスとの大きな差別化を図ることができます。
企業が顧客にとって役立つ、自社サービス・商品の利点や長所をまとめた資料全般のこと。
もとは政府や公的機関による年次報告書を指す名前ですが、近年は新規獲得を目的に顧客の課題解決に関する資料のことを指すケースが多いです。
もとは政府や公的機関による年次報告書を指す名前ですが、近年は新規獲得を目的に顧客の課題解決に関する資料のことを指すケースが多いです。
営業資料は、サービスの説明や導入メリットを説くのに対し、ホワイトペーパーは「顧客の課題解決(集客の悩みなど)の参考情報」を提供することが目的に作られます。
コーポレートサイトとは、企業の基本情報を掲載し、「何をしている企業なのか」を知ってもらうためのホームページを指します。
「企業のホームページ」の同義語として使われる場合が多いです。
取引先顧客から見込み客、求職者などあらゆる層を想定して作られており、会社概要からサービス内容、教職情報など様々な情報を掲載しています。
コーポレートサイトが会社概要やサービス情報など、大枠部分を担うのに対し、サービスページは、より見込み客へ向けた情報発信をする場所を指します。
具体的には導入事例やブログ、資料のダウンロードページなどが該当します。
オウンドメディア(Owned Media)とは「自社で保有するメディア」の総称のことです。
本来はパンフレットや自社サイトすべてを指しますが、デジタルマーケティングにおいては、自社で運営・情報発信を行うブログのようなサイトを指して使われることが多くあります。
因みにこの記事が掲載されている「ホームページのトリセツ」も、弊社のオウンドメディアという位置付けです。
Web上で達成したい成果のことを指します。
商品購入や会員登録、資料請求、問い合わせ、など目指すゴールによって定義は異なります。
コンバージョンの数は、サイトでどれだけの効果を成し得たかの客観的な指標になるので、設定の仕方も大切です。
似たものにCVR(コンバージョン率)という用語があります。
サイトごとに定めたCV(広告のクリックや購入ボタンなど)が、どれだけ達成したかを示す割合です。「コンバージョン数÷クリック数×100」で算出することができます。
インプレッションとは、Web広告が表示された数です。ユーザーが広告をクリックして1回表示されると1インプレッションとなり、Web広告の効果を測る指標として活用されます。
広告以外でも、FacebookやX(旧Twitter)などのSNSではユーザーのタイムラインに特定の投稿が表示された回数として、YouTubeでも動画のサムネイルが表示された回数をインプレッションをカウントの指標に用いています。
混同されやすいのがPV(ページビュー)です。インプレッションは広告表示の回数をカウントしますが、PVは広告のあるなしに関わらず、Webページの閲覧回数をカウントします。
仮にホームページの1ページ内に自社のWeb広告が2つ掲載された場合、PVは1で、インプレッションは2になります。
今回の記事はいかがでしたか?
紹介した用語のほかにも、分析業務で使われる用語など様々ありますが、今回は主要なものを解説しました。
販促をしているものの、結果が頭打ちになってきていたり、見込み客以外の問い合わせが多かったりする場合は、マーケティングを再認識する必要があるかもしれません。
その際に必要となる施策を正しく知ることで、道は拓けることでしょう。