「テーマ」と「コンセプト」。
Web制作の現場では、よく使われる単語です。
あまり馴染みのない方にとって、それぞれの違いは曖昧になりやすいばかりか、普段は意識することもないかも知れませんね。
「テーマ」と「コンセプト」の 違いを理解した上で、自社ホームページの作成を進めると、断然スムーズになるのです。
もしご存知なければ、この記事を参考に学んでみましょう!
そして、読み進めながらテーマとコンセプトの両方を決めてしまえば、実践にもなって一石二鳥!!
【テーマを決める理由】特に見せたいポイントをしぼるため
テーマとは、物事の核(物事の中心になる部分)にあたる部分を指します。
例えば不動産屋がホームページを作るとしたら、テーマは「不動産」になります。
さらにジャンルをしぼって公開するのであれば、「東京」や「レンタルオフィス」としてもよいでしょう。
特に力をいれるポイントを1つにしぼることで、「駅チカのレンタルオフィスを調べたいときは、このサイトを見よう!」というイメージをもってくれるようになりますよ。
ちなみに、この記事のテーマは、「ホームページの準備」です。
さて、作りたいホームページのテーマは決まりましたか?
決まったら次は、コンセプト作りへと移ります。
本章のまとめ
ホームページにおける「テーマ」とは、専門分野。特化したいジャンルに絞るのもオススメ!
【コンセプト作りの理由】「サイトの目的」をハッキリさせるため
コンセプトは、「テーマへ目的をかけあわせたもののこと」です。
先述のテーマに対し、「誰に、何を提供するのか」をハッキリさせることで、ホームページのタイトルから、商品を説明する文章も、よりお客さんの心に響くものになっていきます。
先ほどのレンタルオフィスのサイトを例にあげると、
「不動産会社(立地条件に詳しいプロ)が提案する東京のレンタルオフィス」
「レンタルオフィスと賃貸アパートの賢い活用方法」
という風に、「専門分野からの具体的な提案手段」がコンセプトにあたります。
NAVITIMEのような移動手段の検索としての位置付けにすることもできれば
不動産会社ならではの情報コンテンツとして打ち出すこともできるでしょう。
その他、個別相談の受付窓口も設置することで、コアなお客さんがついてくれるかも知れません。
ちなみに、この記事のコンセプトは、 「ホームページの準備」を初心者の方にわかりやすく
としておきます。
テーマとコンセプトが決まったら、おしまい♪ ではありません!
その勢いで、サイトのタイトルも決めてしまいましょう!!
本章のまとめ
自社ホームページにおけるコンテンツとは、テーマ(専門ジャンル)
に運営する目的をかけあわせることで、独自性が出せる!
サイトのタイトルは「お客さんが求めるもの」を意識して決める
ネットサーフィンをしていたら、あるホームページが目に留まりクリック!
誰にでも、そんな経験があると思います。
それはきっと、「タイトルにひかれたから」ではないでしょうか?
このように、ホームページでも「タイトルしだい」で訪れるお客さんが変わります。
先ほどのコンセプトの説明では、NAVITIMEのように検索サイトとして打ち出すか?
情報コンテンツとするか?などを例に、「コンセプト次第で、来るお客さんも変わる」とお伝えしました。
では、このコンセプトから、自社のホームページを作るとしたら、どうでしょうか?
パッと浮かばないかも知れません…。
ただ、会社を設立する場合、多くの経営者は志、もしくはビジョン、ミッション、バリューといった理念を掲げている筈です。
ここでいうミッションを筆頭に挙げ、自社の名前を提示すれば、立派なホームページのタイトルが出来あがります!
もしタイトルが浮かばない時は、コンセプトに立ち戻りましょう。
次の項からは、「来て欲しいお客さん」を詳しく決めていきます。
ジャンルや地域で絞る
「東京のレンタルオフィス」といっても規模感が広いので、そのままでは、お客さんがあまり来てくれないかもしれません。
コンセプトの項に立ち戻り、NAVITIME風か情報コンテンツ風にするか、決めた上でタイトルの候補をピックアップしていくと決めやすくなります。
業種や役職・または年齢層で絞る
「会社経営者のための●●」「50歳からの●●」
といった風に、役職で決めたり、年代別に絞ることで紹介する本も変わってくるでしょう。
幹部の人達が興味をひくキーワードは何か、と考えるときには世に出回っている啓発本や雑誌など
参考になる情報は、たくさんあるはずです。
この記事のまとめ
- ホームページのテーマは、「何のサイトか」
- ホームページのコンセプトは、「サイトの目的」
- テーマを決めてから、コンセプトを決める
- テーマにコンセプト(方向性や、対象のお客さん)を加える
- テーマとコンセプトが決まったら、ホームページのタイトルを決める
- タイトルはジャンルや年代、業種などで絞るのも一案
テーマやコンセプト、タイトルはホームページを運営していく上で核となる部分なので、安易に変えない方がいいです。
ただ、会社ホームページもインターネットの黎明期は「カタログ代わり」でしたが、最近は「情報コンテンツ」としての役割も担いつつあります。
このように、流通する媒体や、生活シーンの変化とともに、伝え方そのものを変える必要だって出てくるのです。
構想中のホームページにも、ぜひタイトルをつけてくださいね!
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。